专利摘要:
本発明は、吸入器等の薬剤収容投薬器に関する。投薬器は、薬剤を投薬する放出口、例えば吸い口や経鼻アダプターを備える。投薬器は、ユーザーに示標を提示する表示部もまた備えている。投薬器はさらに、放出口を覆う第1の位置と放出口を開放する第2の位置との間を可動の放出口カバーを備え、該放出口カバーが前記第1の位置にあるときに、示標は前記表示部内に視認可能であり、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるときは、示標はユーザーの視界から外れる。
公开号:JP2011509795A
申请号:JP2010544270
申请日:2009-01-21
公开日:2011-03-31
发明作者:ウィリアム・クレーマー;オリバー・バーストール;ダグラス・ブラッドショー;チャールズ・クック;パトリック・キャンベル
申请人:アストラゼネカ・アクチエボラーグAstrazeneca Aktiebolag;
IPC主号:A61J7-00
专利说明:

[0001] 本発明は、薬剤を投薬する放出口と、放出口を覆う第1の位置と放出口を開放する第2の位置との間で可動の放出口カバーとを備える薬剤収容投薬器に関する。]
背景技術

[0002] 様々な種類の薬剤収容投薬器が存在するが、二三挙げれば、錠剤や軟膏や吸入可能な物質を投薬するパッケージやデバイス等がある。一部の投薬器には、投薬済みあるいは投薬器内に残留する服用量数をユーザーに報知状態に保つ計数デバイスが備わっている。例えば、吸入器には多くの場合、投薬されあるいは投薬対象として残留する吸入可能な服用量が何服かを示す計数デバイスが配設される。]
[0003] 米国特許第5,388,572号明細書には、薬剤吸入器の形をした投薬器が示されている。1つの実施形態には、吸入器には次回投薬する服用量番号を示す示標をユーザーが視認できる開口と、用語「準備完了」を含む示標をユーザーが視認できる別の開口とが備わっている。ユーザーは、吸い口の形をした放出口を介して薬剤を吸入する。可動カバーが、吸い口用に配設されている。]
[0004] 同様に、他の型の投薬器はユーザーが薬剤へアクセスできるようにする放出口を有する。放出口は、ハウジング内の単純な開口やノズルや経鼻アダプター等の形とすることができる。上記の吸入器と同様、他の型の投薬器にも多くの場合、放出口を介して汚染物質や不要物質が付着しあるいは進入するリスクを低減する放出口カバーが備わっている。残念ながら、放心状態や不注意や放出口を覆う重要性をただ純粋に知らない等の様々な理由から、投薬器を使用した後に一部ユーザーは必ずしも放出口を覆うとは限らない。]
[0005] 本発明の1つの目的は、ユーザーが投薬器放出口を覆わないリスクを低減するよう異なるユーザー行為を促す投薬器を提供することにある。この目的は、添付の独立請求項に規定される特徴を有する薬剤収容投薬器により達成される。]
[0006] 本発明は、投薬器放出口が覆われているときにだけユーザー関連情報を表示することで、ユーザーが放出口を覆う誘因を存在させるとの洞察に基づくものである。投薬器が2つの別個の状態、すなわち格納状態と投薬状態とを有することをユーザーに対しより明確にすることにより、投薬器から一服の薬剤を投薬した後でユーザーが放出口を覆う可能性は高くなる。]
[0007] 本発明の1つの態様によれば、薬剤収容投薬器が提供される。投薬器は、薬剤を投薬する放出口と、ユーザーに示標を提示する表示部と、放出口を覆う第1の位置と放出口を開放する第2の位置との間を可動の放出口カバーとを備える。放出口カバーが前記第1の位置にあるときに、示標は前記表示部内に視認可能であり、放出口カバーが前記第2の位置にあるときに、示標はユーザーの視界から外れる。かくして、放出口カバーが放出口を実際に覆っているときに初めて示標を提示することにより、示標を視認することで入手可能な情報をユーザーが受け取るよう、ユーザーはカバーをその第1の位置へ戻す誘因を有することになる。]
[0008] 示標は、服用回数、投薬器の状態、日付や時刻の指示、あるいは他の記憶や服薬遵守を支援する関連情報等の様々な種類の情報を提示することができる。示標は、1以上の標識、記号、文字、数字、カラーコード、パターン、ブライユ式点字等の形をとることができる。示標は、機械的に、例えば表示部開口や窓や他の適当な表示手段を介し、例えば印刷したディスクやギヤ輪や帯片等に提示することができる。代替的には、示標は例えば液晶ディスプレイ(LCD)や他の適当な電子表示手段に電子的に提示することができる。機械的あるいは電子的のいずれかの代替例では、示標は現在の状況に依存して異なる情報を提供するよう切り替え可能にできる。すなわち、情報の視覚的提示を提供すべく、表示部は様々な方法で具現できることを理解されたい。]
[0009] 示標を放出口カバーの位置の1つにおいてだけ視認可能とし、放出口カバーの他の位置においてユーザーに対し視界から外す様々な方法が存在する。示標をユーザーに対し視界から外すべく、投薬器は本発明の少なくとも1つの例示実施形態による隠匿手段を備えることができる。隠匿手段は、示標の前方に不透明なあるいは何らかの他の透明でない構造物を配置したり、あるいはこの種の構造の背後に示標を移動させる物理的/機械的特徴を備えるか、または電子的に提示された示標を回路を介してオフに切り替える電子的特徴を備えるかのいずれかとすることができる。さらに、隠匿手段は表示部をユーザーの視界内に保ったまま実際の示標を隠匿するよう設計することができる。例えば、投薬器が示標をその中に提示する表示開口や窓を備えるハウジングを有する場合、隠匿手段は表示部開口や窓の下側を摺動して示標を覆う被覆シートの形にでき、あるいは隠匿手段は表示部開口/窓から遠ざかる示標の動きがハウジング壁の背後に示標を隠匿する実際のハウジングとすることができる。]
[0010] 示標をただ隠匿することに対する代替例は、示標を提示する実際の表示部を隠匿することにある。かくして、本発明の少なくとも1つの例示実施形態によれば、表示部を隠匿するよう隠匿手段を適合させる。]
[0011] 表示部を隠匿する様々な方法が存在するが、本発明の少なくとも1つの例示実施形態では、隠匿手段は放出口カバーを備え、表示部は放出口カバーが第2の位置にあるときに放出口カバーにより隠匿される。表示部を隠匿する放出口カバーを有することに対する代替例として、放出口カバーに連結するかあるいはその動きによって影響を受ける何らかの他の隠匿構成要素を有することも想起しうる筈である。]
[0012] 投薬器は、示標をユーザーに提示する2つ以上の表示部を有することができる。このような場合、幾つかの代替例を想起しうる。1つの代替例は、全ての表示部について、放出口カバーが第1の位置にあるとき、すなわち放出口を覆うことで初めて示標を視認可能とし、一方で放出口カバーが第2の位置にあるときは表示部に示標は一切視認不能とするものとなる。第2の代替例は、表示部の一部(1以上)では放出口カバーが第1の位置にあるときに初めて示標を視認可能とし、一方でその他の表示部では放出口カバーの位置とは無関係に示標を視認可能とするものとなる。従って、放出口カバーが第1の位置にあるときに初めて視認可能となるような示標を視認することができるよう、ユーザーは依然としてカバーを閉じねばならない筈である。第3の代替例は、放出口カバーが第1の位置にあるときに、その他ではなく一部の表示部にユーザーが示標を視認可能となるようにし、放出口カバーが第2の位置にあるときに、視認不能であった示標を視認可能とするものであり、その逆も真である。]
[0013] 直前に言及した第3の代替例は本発明の少なくとも1つの例示実施形態に反映され、ここでは投薬器はユーザーに示標を提示する第1の表示部と、さらにまたユーザーに示標を提示する第2の表示部を備え、ここで前記放出口カバーが前記第1の位置にあるときに初めて示標は第1の表示部内で視認可能となり、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるときに初めて示標は第2の表示部内で視認可能となる。相応しくは、第2の表示部に供給される情報は、ユーザーが薬剤を摂取したいと願うときのユーザー関連だけであり、かくして正当な理由なく放出口を開放する誘因をユーザーにもたらすことはない。例えば、この種の情報は投薬器の投薬状態に関連付けることができる。]
[0014] 1個の表示部を有する投薬器に関連して前記した隠匿手段が幾つかの表示部を有する投薬器に関連して使用可能でもあることに、留意されたい。例えば、少なくとも1つの例示実施形態によれば、前記放出口カバーが前記第1の位置にあるときに、第1の表示部が視認可能であり、第2の表示部は前記隠匿手段により隠匿され、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるときに、第2の表示部が視認可能であり、第1の表示部は前記隠匿手段により隠匿される。同様に、別の例示実施形態によれば、前記隠匿手段は放出口カバーを備えており、ここで前記第1と第2の表示部は放出口カバーがそれぞれ第2と第1の位置にあるときに放出口カバーにより隠匿される。後者の例では、放出口カバーの同一部分を用い、放出口カバーをその両位置間で動かしたときに、その部分を一方の表示部から他方へと動かすことで表示部を交互に隠匿することができる。代替的には、個々の表示部を隠匿すべく放出口カバーの2以上の異なる部分を設けることもできる。]
[0015] 先に言及したように、示標は様々な種類の情報を提示することができる。2個の表示部を有する投薬器の場合、少なくとも1つの例示実施形態によれば、第1の表示部が投薬器から投薬されあるいは投薬対象として残留する服用量番号を示す示標を提示する。]
[0016] 少なくとも1つの例示実施形態によれば、第2の表示部が投薬器の目下の投薬状態を示す示標を提示する。投薬器は、少なくとも下記の2つの投薬状態、すなわち一服の服用量が投薬準備完了した状態と一服の服用量が正確に投薬された状態との間で可変とすることができる。一服の服用量が正確に投薬されなかった場合、示標は一服の服用量が投薬準備完了したことを単純に指示し続けることができる。随意選択的には、第3の投薬状態、すなわち一服の服用量が不正確に投薬された状態を提供することもできる。例えば、投薬器は準備完了を示す黄色記号の形の示標を有することができ、一服の服用量が正確に投薬されたときは緑色記号を示し、服用量が不正確に投薬された場合は赤色記号を示す。当然、アイコンや印刷された文字等の他の示標、例えばそれぞれ「準備完了」や「服用量摂取済み」や「失敗」を用いることもできる。上記の投薬状態とは別に、投薬器は放出口カバーが放出口を覆う格納状態もまた有する。]
[0017] 少なくとも1つの例示実施形態によれば、第1の表示部は第2表示部に比べ異なる幾何形状を有する。このことが、たとえそれら(すなわち3個の示標)を交互に隠匿するにしても、2個の表示部が実際に存在し、かくしてそれらのうちの1個を一度に示すだけであることを、ユーザーに対しより明らかにする。その結果、それは、格納状態が存在し、放出口カバーを第1の位置へ復帰させて放出口を覆うようユーザーに誘因を提供することになることをユーザーにさらに喚起するものとなる。無論、様々な触覚差や異なる示標設計等の如く、表示部を異ならしめる他の代替例が存在する。]
[0018] 放出口カバーは、様々な仕方で前記第1の位置と第2の位置との間を可動とすることができる。1つの代替例は、摺動運動である。別の代替例は、回動運動である。運動経路やパターンは、投薬器の設計に適切に適合させることができる。]
[0019] 少なくとも1つの例示実施形態によれば、薬剤収容投薬器は吸入器の形とされ、ここで前記放出口はユーザーが薬剤を吸入することのできる吸い口や経鼻アダプターとなる。しかしながら、前述の特徴や他の例示実施形態は、錠剤/カプセルや液体薬剤や軟膏用のパッケージやデバイス等の任意の適当な型の投薬器に、等しく想起可能かつ適用可能である。同様に、特定種の吸入器への制限は一切存在しない。それどころか、本発明概念は、乾燥粉末吸入器(DPI)に加え、被加圧計量服用量吸入器(pMDI)や少量噴霧器(SVN)や様々な型の付加装置に適用可能である。DPIについては、粉末は一括して収容して各吸入ごとに定量供給するか、粉末を発疱剤や封止キャビティ等の個別の服用量封入物内に収容するかいずれも可能である。]
[0020] さらに、投薬器を吸入器の形とする場合、それは吸入対象となる様々な薬剤および/または生理活性剤を収容することができる。]
[0021] 生理活性剤は、任意の治療剤や診断薬剤から選択することができる。例えば、それは抗アレルギー性物質、気管支拡張剤、気管支収縮剤、肺胞界面活性剤、鎮痛剤、抗生物質、ロイコトリエン抑制剤または拮抗剤、抗コリン作用薬、マスト細胞抑制剤、抗ヒスタミン剤、抗炎症剤、抗悪性腫瘍薬、麻酔薬、抗結核剤、造影剤、心血管薬品、酵素、ステロイド、遺伝物質、ウィルス媒介剤、アンチセンス薬品、タンパク質、ペプチドとその組み合せの群からのものとすることができる。]
[0022] 本発明による投薬器内に組み込むことのできる具体的な薬物の例には、モメタゾン、臭化イプラトロピウム、チオトロピウムおよびその塩類、サルメテロール、プロピオン酸フルチカゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、レプロテロール、クレンブテロール、ロフレポニドおよび塩類、ネドクロミル、クロモグリク酸ナトリウム、フルニソリド、ブデソニド、フマール酸フォルモテロール二水和物、シンビコート(登録商標)(ブデソニドおよびフォルモテロール)、テルブタリン、硫酸テルブタリン、サルブタモール塩基および硫酸塩、フェノテロール、3−[2−(4−ヒドロキシ−2−オクソ−3H−1,3−ベンゾチアゾル−7−yl)エチルアミノ]−N−[2−[2−(4−メチルフェニル)エトキシ]エチル]プロパンスルホンアミド、ハイドロクロライドが含まれる。上記化合物は全て、当業界では周知の遊離塩基の形態もしくは薬学的に受容可能な塩類とすることができる。]
[0023] 薬剤の組み合わせ、例えばフォルモテロール/ブデソニド、フォルモテロール/フルチカゾン、フォルモテロール/モメタゾン、サルメテロール/フルチカゾン、フォルモテロール/チオトロピウム塩類、ザフィルルカスト/フォルモテロール、ザフィルルカスト/ブデソニド、モンテルカスト/フォルモテロール、モンテルカスト/ブデソニド、ロラタジン/モンテルカストおよびロラタジン/ザフィルルカストもまた用いることができる。]
[0024] さらなる組み合わせは、チオトロピウムおよびフルチカゾン、チオトロピウムおよびブデソニド、チオトロピウムおよびモメタゾン、モメタゾンおよびサルメテロール、フォルモテロールおよびロフレポニド、サルメテロールおよびブデソニド、サルメテロールおよびロフレポニドおよびチオトロピウムおよびロフレポニドを含む。]
図面の簡単な説明

[0025] 本発明の1例示実施形態による薬剤収容投薬器を示す。
本発明の1例示実施形態による薬剤収容投薬器を示す。
本発明の別の例示実施形態による薬剤収容投薬器を示す。
本発明の別の例示実施形態による薬剤収容投薬器を示す。
異なる投薬状態を示す示標を有する表示部を示す。
異なる投薬状態を示す示標を有する表示部を示す。]
[0026] 本発明による薬剤収容投薬器は様々なデバイスやパッケージ内でかつ様々な目的に合わせ具現することができるが、図面中の投薬器は吸入器の形で図示してある。さらに、本発明による薬剤収容投薬器はただ1個の表示部かあるいは3個以上を有することもできるが、例示目的に合わせ、図面中の投薬器には2個の表示部が配設してある。]
[0027] 図1a、図1bは、本発明の1つの例示実施形態による薬剤収容投薬器を示している。この投薬器は、吸入可能な薬剤を収容した吸入器1の形をなす。吸入器1は、概ね円形の本体すなわちハウジング2を備えており、その中に一括しあるいは個別封入物のいずれかにて粉末薬剤を収容し、あるいはその中に被加圧薬剤を収容し、エアロゾルとして投薬可能としてある。吸い口カバー3の形の隠匿手段3が、ハウジング2に対し回動するよう適合させてある。吸い口カバー3はハウジング2の中央部に配設されたボス4に枢着してあり、ボス4周りに揺動させることで回動運動を行うよう適合させてある。吸い口カバー3は、さらなる回動を阻止する端部ストップ(図示せず)を配設することのできる2箇所の位置の間で回動させることができる。第1の位置が、図1aに図示してある。この第1の位置では、第1の表示部5が視認可能であり、一方で吸い口カバー3が第2の表示部6を隠匿している。また、この第1の位置において、第1の表示部5に隣接させ、ハウジング2上に矢印が配設されており、吸い口カバー3をどちらへ動かすべきかユーザーに知らせている。さらに、この第1の位置では、吸い口カバー3はユーザーが薬剤を吸入することのできる吸い口7を覆っている。このように、図1aは吸入器1の格納状態を示している。吸入器1を使用するため、ユーザーは図1bに示した吸い口7を露出させるべく吸い口カバー3を(本例では、図1bに示した大きな矢印にて示す如く時計回りの方向へ)回動させる。従って、図1bは吸い口カバー3の第2の位置を示している。第2の位置では、吸い口カバー3は第1の表示部を隠匿しており、一方で第2の表示部6は視認可能である。第2の表示部6に隣接し、ハウジング2上に配設された矢印が吸い口カバー3をどちらに動かすべきかをユーザーに知らせている。かくして、一度に1個の表示部だけ視認可能である。同様に、一度に片方向の矢印だけ視認可能である。] 図1a 図1b
[0028] 図示の例では、第1の表示部5は吸入器1から投薬されあるいは投薬対象として残る服用量番号を示す示標を提示し、一方で第2の表示部6が吸入器1の投薬状態を適切に示すことができ、こうしたことを異なる投薬状態を示す示標を有する第2の表示部6を示す図3a、図3bを参照してさらに説明する。吸い口カバー3を移動させることでユーザーが吸い口7を露出させると、第2の表示部6は吸入器1が吸入準備完了したことを示す。例えば、これは、図3aに例示したように、第1の色の示標により表すことができる。吸入完了後、第2の色の示標が図3bに例示したように第2の表示部6に出現することになる。失敗した吸入試行や不正確な投薬を第3の色の示標に指示させることもまた、想起可能である筈である。無論、色に代えて他の型の示標、例えば異なるアイコンが使用可能である。] 図3a 図3b
[0029] 吸入を完了するかあるいは試行した後、ユーザーは第1の表示部5内の服用回数を見るべく、図1aに示した元の第1の位置へ吸い口カバー3を復帰させる。かくして、吸い口カバー3を吸い口から移動させたときに服用回数表示部5を隠すことで、ユーザーには吸い口カバー3を復帰させる誘因が存在することになる。] 図1a
[0030] 図2a、図2bは、本発明の別の例示実施形態による薬剤収容投薬器を示す。また本例では、投薬器は吸入器101の形をしている。ハウジング102は、概ね四角形または正方形である。隠匿手段は、吸い口カバー113の突出部103の形で配設してある。他の図示の例示実施形態と同様、服用回数を提供する第1の表示部105と、吸入器101の投薬状態に関連する情報を提供する第2の表示部106とが存在する。図2a中、吸い口カバー113はその第1の位置にあり、ここでは突出部113が第2の表示部106を隠匿しており、一方で第1の表示部105はユーザーに視認可能である。吸入するためには、ユーザーは図2bの右手側に矢印で示したように吸い口カバー113を真っすぐに摺動させる(矢印は第1の表示部105に隣接させて設けてあり、吸い口カバーをどの方向へ摺動させるかユーザーに知らせる)。] 図2a 図2b
[0031] この第2の位置への吸い口カバー113の動きは、破線矢印にて示す如くハウジング102から吸い口107が外に出ることに帰着する。従って、本例示実施形態では、図2aに示す格納状態において、吸い口107は吸い口カバー113によってハウジング102内部に保持され、図2bに示す如く吸い口カバー113を移動させたときに外に出るよう付勢されている。図2bにも示す如く、吸い口カバー113の動きは隠匿突出部103が第1の表示部105を隠匿して第2の表示部106を視認可能とするよう移動することに帰着する。図2a、図2bに示した実施例における第1と第2の表示部は、図1a、図1bに示したのと同じ特性を有することができる。] 図1a 図1b 図2a 図2b
[0032] 上記例示実施形態は、如何なる限定態様にても解釈すべきではない。本発明概念は、第2の表示部6,106を用いずとも使用できることを理解されたい。本発明概念は、他の任意の適当な方法で薬剤を取り出し、圧搾し、排出しあるいは投薬する他の型の投薬デバイスに適用可能であることもまた、理解されたい。]
权利要求:

請求項1
薬剤収容投薬器であって、薬剤を投薬する放出口と、ユーザーへ示標を提示する表示部と、放出口を覆う第1の位置と放出口を開放する第2の位置との間を可動の放出口カバーとを備え、前記放出口カバーが前記第1の位置にあるときに、前記表示部内に示標が視認可能であり、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるときに、示標がユーザーの視界を外れる、薬剤収容投薬器。
請求項2
示標をユーザーの視界から外せるようにする隠匿手段を備える、請求項1記載の薬剤収容投薬器。
請求項3
前記隠匿手段は前記表示部を隠匿するよう適合させた、請求項2記載の薬剤収容投薬器。
請求項4
前記隠匿手段は放出口カバーを備え、前記表示部は放出口カバーが第2の位置にあるときに放出口カバーにより隠匿される、請求項3記載の薬剤収容投薬器。
請求項5
前記表示部は第1の表示部であり、投薬器はさらに示標をユーザーに提示する第2の表示部を備えており、前記放出口カバーが前記第1の位置にあるときに初めて第1の表示部に示標が視認可能であり、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるときに初めて第2の表示部に示標が視認可能である、請求項1から4のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項6
請求項2から4のいずれか1項に従属するもので、前記放出口カバーが前記第1の位置にあるとき、第1の表示部が視認可能で、第2の表示部は前記隠匿手段により隠匿され、前記放出口カバーが前記第2の位置にあるとき、第2の表示部が視認可能であり、第1の表示部は前記隠匿手段により隠匿される、請求項5記載の薬剤収容投薬器。
請求項7
前記隠匿手段は放出口カバーを備え、前記第1と第2の表示部は放出口カバーがそれぞれ第2と第1の位置にあるときに放出口カバーにより隠匿される、請求項6記載の薬剤収容投薬器。
請求項8
第1の表示部は投薬されあるいは投薬器からの投薬対象として残留する服用量番号を示す示標を提示する、請求項5から7のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項9
第2の表示部は投薬器の目下の投薬状態を指示する示標を提示する、請求項5から8のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項10
前記投薬器は少なくとも下記の投薬状態、一服が投薬準備完了している状態と、一服が正確に投薬された状態と、一服が不正確に投薬された随意選択的な状態との間で可変である、請求項9記載の薬剤収容投薬器。
請求項11
前記第1の表示部は前記第2の表示部に比べ異なる幾何形状を有する、請求項5から10のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項12
前記放出口カバーは前記第1の位置と前記第2の位置との間を摺動可能である、請求項1から11のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項13
前記放出口カバーは前記第1の位置と第2の位置との間を回動可能とした、請求項1から12のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項14
ハウジングを備え、前記表示部又は複数の表示部は前記示標を提示可能な開口または窓を該ハウジング内に備える、請求項1から13のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項15
前記表示部又は複数の表示部は、機械的に切り替え可能な示標を提示する、請求項1から14のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
請求項16
前記投薬器は吸入器の形をしており、前記放出口はユーザーが薬剤を吸入できるようにする吸い口あるいは経鼻アダプターである、請求項1から15のいずれか1項に記載の薬剤収容投薬器。
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